時代の波頭を駆け抜ける医療ドラマ

犬も歩けば労働に当たる(第16回)『月刊連合』2010年11月号

時代の波頭を駆け抜ける医療ドラマ


犯罪、病い、教育は、古くより素人政談の三大定番だ。誰でもが大きな利害関心を抱き、自らの体験をふまえて一家言を持っている。テレビ・ドラマの中でも、警察、病院、学校という舞台回しが多くなるのは、ある意味では自然な流れなのかもしれない。


メディア論の草分け、マーシャル・マクルーハンは1964年の著書の中で、すでにテレビにおける医療ドラマの盛行を予測していた(『メディア論―人間の拡張の諸相』みすず書房、343頁)。彼の議論の要諦は、臨場体験・感情移入というテレビ・メディアの特質は、ことのほか医療現場の疑似体験にフィットしているというものだ。さすがマクルーハン、見事に今日の状況を射抜いている。


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