犬も歩けば労働に当たる 第4回

『月刊連合』連載記事 犬も歩けば労働に当たる 第4回(2009年10月号) 
現代日本の労働は海の外でどのように映っているのか

いつのまにか「やまがた」が映画界のブランドになっていた。アカデミー賞をとった『おくりびと』をはじめ『たそがれ清兵衛』『わらびのこう』など、数々の映画賞受賞作が山形を舞台にしている。1989年以来、隔年実施で回を重ねている山形国際ドキュメンタリー映画祭も,いまや文字通り国際的イベントとしてすっかり定着した。『殯の森』でカンヌ映画祭受賞を射止めた河瀬直美監督をはじめ、この映画祭を舞台に巣立った人材も数多い。
開催年の今年は,メーンプログラムのインターナショナル・コンペティションに,110カ国・地域から、過去最高の1141本もの作品が寄せられた。
超激戦の中を勝ち残った15本の上映作品のうちで,今年の話題作の筆頭にあげられているのが,『ナオキ』(ショーン・マカリスター監督,イギリス)である。山形市を舞台に,現代日本ワーキングプアの実態を描いている話題性たっぷりの作品だ。

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映画『ナオキ』(ショーン・マカリスター監督,イギリス)は、山形市を舞台に,現代日本ワーキングプアの実態を描いて話題を集めている(写真提供:山形国際ドキュメンタリー映画祭,2009年10月8〜15日・山形市