犬も歩けば労働に当たる 第12回

『月刊連合』連載記事 犬も歩けば労働に当たる 第12回(2010年7月号) 
十人十色の幸せだけど、みんなで探さなきゃ意昧がない

トルストイアンナ・カレーニナ』の冒頭は「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである」(中村融訳、岩波文庫)という一文から始まる。ちなみに、最初の「家族」は複数形で十把一絡げにくくられ、後半の「家族」は単数形で、不幸の個別性、多様性に対応している。
劇的な不幸に比べて、幸福の本質は安寧にある。坦々とした日常の幸せを綴っても、人間の真実にせまる物語につなげるのは難しいだろう。とはいえ、あらためて、「幸福って何?」と問われると、その内実はそれほどにはっきりとしたものでもない。

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さんま ♪ 幸せ〜って なんだっけ なんだっけ ♪


ウィル・スミス 『幸せのちから


椎名林檎 『幸福論』