岐路に立つアニメ産業

NTT労組機関誌『あけぼの』2002年3月号
<経済・産業> 岐路に立つアニメ産業
デジタル化対応への資金的余裕なし
産業基盤整備など公共政策の展開が不可欠


エンタテインメントを中心とするメディア・コンテンツ産業は,いまや米国の一人勝ち状態といわれ,とりわけこの分野で日本は弱いと言われ続けてきた。けれども,アニメーションとコンピュータ・ゲームだけはその例外である。現在,世界でみられているアニメの三分の二は日本で作られているといわれる。
日本のメディア・コンテンツ産業は,「今後わが国において最も成長が期待される産業の一つとなっている」と指摘されている。けれども,その潜在的な力が現実のものとなるためには,産業基盤整備や技術開発・人材確保支援などの面での公共政策の展開が不可欠である。劣悪な労働条件の改善はいうまでもない。


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