犬も歩けば労働に当たる 第13回

『月刊連合』連載記事 犬も歩けば労働に当たる 第13回(2010年8月号)
いまコールセンターが熱い
失われたモノとヒトとの絆を取り戻せるのか

紀州田辺(南方熊楠の在所ですね)を舞台に昔堅気の電器屋の頑固おやじと娘たちの家族愛を描いた『幸福のスイッチ』(2006年、安田真奈監督)は、しみじみとした実にいい映画でした。地域社会での顔の見える者どうしのモノの売り買いは、実はモノを媒介にしてヒトとヒトの絆ができていくところに意義があったことに改めて気づかされます。このことは、顧客接点で苦闘するコールセンター労働者の仕事にも深く関わっているのではないか、というのが今回のテーマです。

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