高度情報化の光と影

NTT労組機関誌『あけぼの』1996年3月号

<経済・産業> 高度情報化の光と影
      ―求められる国民のための情報通信の確立


大競争時代の中で、情報化投資は今後とも各国のサパイパルをかけて進行していくだろう。いま日本の産業界はパソコンを核にした情報通信革命、インターネット熱に沸いている。とはいえ、浮かれ過ぎは禁物である。日本の情報化投資の立ち遅れは早急に挽回しなければならないとしても、同時にわれわれは、日本における高度情報化が、雇用の安定と両立し、国民のための情報通信の確立につながる道を探っていかなければならない。たしかにアメリカはこの分野で教師ではあろう。しかしながら、不平等化の進展という影の部分まで真似する必要はない。われわれはアメリカを反面教師として学ぶ姿勢を忘れてはならないのではなかろうか。


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