自信のわかない景気回復

NTT労組機関誌『あけぼの』1996年7月号

<経済・産業> 自信のわかない景気回復
         ―ロング・バケーションはいつ終わる?


『ファイナンシャル・タイムズ』の6月19日日付けの社説は、日本経済の現局面を分析して、「こんなに手当てが必要な景気回復の『兆し』というのも珍しいだろう」と指摘し、政府のテコ入れに依存しない「自立性の回復までにはまだ時間がかかりそうだ」との判断を示している。
日本経済のロング・バケーションはそろそろ終わりにきているのだろうか。少なくともその前提条件のいくつかは整いつつあるように思われる。神様がくれた長い休暇をわれわれが無駄に使わなかったかどうか、いまや試される時期が到来しているということであろう。


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