日本におけるコーポレート・ガバナンス

NTT労組機関誌『あけぼの』1999年7月号
<経済・産業> 日本におけるコーポレート・ガバナンス
労働者が経営参加できる制度的枠組みを強化発展させよ

近ごろ,「コーポレート・ガバナンス(企業統治)」という耳慣れない言葉が,しばしば新聞雑誌の経済欄や解説記事に登場するようになった。狭義には,株主の代理人としての経営者が忠実にその義務を果たすためのモニタリング(監視)の仕組みを,広義には,企業をめぐるさまざまな利害関係者(株主,銀行,従業員,消費者,取引先企業など)の間の利害を調整しつつ,効率的かつ適切な経営が行なわれるための,経営者の規律づけ,コントロールのための機構を指す。いずれにせよ,「企業は誰のものか,誰のために経営されるのか」という,いわば企業システムの根幹に関わる諸問題が,時代の関心事項として大きく浮上してきたといえよう。


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