2010-09-15から1日間の記事一覧

国際化の胎動

NTT労組機関誌『あけぼの』2001年5月号 国際化の胎動 IT・キャラクターなど技術・文化輸出増加で 日本の特許収支が初めて黒字に せっかく回復しかけた景気も,踊り場から底割れに移行しつつあるとの観測が強まるにつれて,巷間では,「失われた10年」が再び…

人事処遇制度の改革

NTT労組機関誌『あけぼの』2000年12月号 人事処遇制度の改革 メンタルヘルスに与える影響考え 人間的配慮をはらった制度改革をいま足元の職場の状況をみれば,要員は減り,仕事の量は増え,質は高度化し,成果主義のもとで,きつさもまた増している。最近の…

ゼロ金利政策解除

NTT労組機関誌『あけぼの』2000年8月号 ゼロ金利政策解除 中央銀行の役割は“通貨価値の安定” 日銀はデフレ持続退治に尽力すべき投資銀行筋の観測によれば,国際金融の現状は,過去10年間でもっとも緩和基調にあるという。そうした金融政策をめぐる国際的動向…

日本経済も「捨てたものではない」

NTT労組機関誌『あけぼの』2000年4月号 日本経済も「捨てたものではない」 パソコン・iモードなどIT新時代の兆し プラス志向持った今後の選択がカギ 日本列島全体に「後ろ向き」症候群がはびこって久しい。80年代の「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の自信過…

「雇用なき景気回復」の落し穴

NTT労組機関誌『あけぼの』1999年12月号 「雇用なき景気回復」の落し穴 生活水準の持続的向上の実現へ 安心社会への新たな発展の布石を日本経済も,ようやく景気の底入れから回復への転換局面にさしかかった。11月に発表された各調査機関の1999年度成長率予…

日本におけるコーポレート・ガバナンス

NTT労組機関誌『あけぼの』1999年7月号 日本におけるコーポレート・ガバナンス 労働者が経営参加できる制度的枠組みを強化発展させよ近ごろ,「コーポレート・ガバナンス(企業統治)」という耳慣れない言葉が,しばしば新聞雑誌の経済欄や解説記事に登場する…

危機の克服から経済再生へ

NTT労組機関誌『あけぼの』1998年11月号 危機の克服から経済再生へ 悲観論に委縮せず前向きの対応を―積極的賃上げや減税で景気回復右を向いても,左をみても,景気の悪い話ばかりである。ものは売れない,もうけは出ない。出るのは,ためいきばかりなり。 日…

「進歩的政策」国際会議から

NTT労組機関誌『あけぼの』1998年9月号 「進歩的政策」国際会議から 問われる新たな市場統制形態―労働組合が政策形成の主体に「進歩的政策に関する国際会議」という,いささか風変わりな国際フォーラムがある。 日欧米を中心に労働組合ならびに労働組合に関…

不況からどう脱出するか

NTT労組機関誌『あけぼの』1998年4月号 不況からどう脱出するか マネーゲームに終止符を打ち,現場からの“実業”の復権をイギリスの経済誌『エコノミスト』最近号は,「経済的機能不全に向けて迷走する」日本の現状に対して、同誌の伝統ともいえる、やや皮肉…